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Bootstrapパンくずリストを作ろう

セカンドページのメインビジュアル、最後は「パンくずリスト」です。

「パンくず」で思い浮かぶのは、童話「ヘンゼルとグレーテル」ですね。

森での帰り道で迷わないように、パンくずを落とし目印にしたお話です。

 

TOPページ以外のページでは、ユーザーが現在いる場所とその階層までの道のりを示しておけば、迷わずに済みますね。

さらに、SEO対策としても必要なパーツになりますので、TOPページ以外には必ず設置しておきましょう。

 

*-*-* Chapter23 *-*-*

セカンドページパンくずリストを作る

Bootstrapパンくずリストを作ろう

目次

  1. パンくずリストのコード解説
    1. aria-label属性 - ラベルを付けます。
    2. aria-current属性 - サイトの現在地を表します。
    3. クラス名「active」 - リンクを外します。
  2. パンくずリストをカスタマイズしよう
  3. 表示位置を右寄せに変えよう
  4. flexboxで配置しよう
  5. justify-contentで、配置を指定してみよう
  6. 左寄せ・右寄せ・中央寄せ
    1. justify-content-start - 左寄せ
    2. justify-content-end - 右寄せ
    3. justify-content-center - 中央寄せ
  7. 両端揃え・均等割り付け・余白均等割り
    1. justify-content-between - 両端揃え
    2. justify-content-around - 均等割り付け
    3. justify-content-evenly - 余白均等割り
  8. パンくずリストを右寄せにしよう

 

Bootstrap5サンプルサイト
Bootstrap5サンプルサイト 「withCat」ページ

SAKUWEB さくうぇぶ

 

Bootstrapのパンくずリスト

Bootstrapにも「Breadcrumb (パンくずリスト)」が用意されています。

Breadcrumb(ブレッドクラム)は、パンくずという意味です。

 

Components→Breadcrumb

Breadcrumb(パンくずリスト) さくうぇぶ

 

「example」の上から2番目のコードをコピーして、htmlファイルに貼りつけましょう。

貼りつける場所ですが、headerタグの直下に入れます。

<header> - 中略 - </header>
<nav aria-label="breadcrumb">
  <ol class="breadcrumb">
    <li class="breadcrumb-item"><a href="#">Home</a></li>
    <li class="breadcrumb-item active" aria-current="page">Library</li>
  </ol>

 

パンくずリストのコード解説

パンくずリストを記述する際に使用する属性と、Bootstrapが用意しているクラス名を紹介します。

公式として覚えたほうがラクですが、ざくっとでも意味を理解しておきましょう。

aria-label属性 - ラベルを付けます。

「aria-label=”breadcrumb”」

ラベルがつけられない要素にラベル付けを行います。パンくずリストの場合、値は「breadcrumb」と記述します。

aria-current属性 - サイトの現在地を表します。

「aria-current=”page”」

値を「page」にすることで、現在いるページという意味になります。

クラス名「active」 - リンクを外します。

「Home」と「Library」のクラス名を見比べると、「Library」にだけ「active」が付与されていますね。

これは、現在いるページに付与するクラス名となります。

リンクを外して、フォントカラーをグレーに変更する指示が適用されます。

なので、「aria-current=”page”」とセットで指定しましょう。

パンくずリストをカスタマイズしよう

コピペしたコードを直していきましょう。

Homeのリンクと、「Library」を「Cat Bed」になおしてください。

 

さほど難しくないので、正解です。

<header> - 中略 - </header>
<nav aria-label="breadcrumb">
  <ol class="breadcrumb">
    <li class="breadcrumb-item"><a href="/">Home</a></li>
    <!-- 「#」を「/」に修正 -->
    <li class="breadcrumb-item active" aria-current="page">Cat Bed</li>
    <!-- 「Library」を「Cat Bed」に修正 -->
  </ol>

 

表示位置を右寄せに変えよう

 

デザインを見ると、パンくずリストの位置が右寄せになっていますね。

 

このままでも良いのですが、右寄せにするデザインが多いので、方法を学んでおきましょう。

それではBootstrapページを見てみましょう。

flexboxで配置しよう

Utilities→Flex

flexを学ぼう さくうぇぶ

 

Flexboxとは、シンプルなコードで要素の配置や表示順を変えることができるレイアウトモードです。

今まで利用していたグリッドシステムで組むこともできますが、flexを利用するとより柔軟なレイアウトを組むことができます。

クラス名「d-flex」と記述すれば適用されます。

justify-contentで、配置を指定してみよう

Utilities→Flex→Justify content

justify contentで配置を変えよう さくうぇぶ

Justify contentとは、flexで指定した要素の配置を指定することができるプロパティです。

上図のように、flexで指定したコンテナの主軸に沿って、

左・右寄せや中央寄せ、上・下付き、表示順を変えるなど、

自作cssだと手間のかかることが簡単に実現できます。

左寄せ・右寄せ・中央寄せ

<div class="d-flex justify-content-start">左寄せ</div>
<div class="d-flex justify-content-end">右寄せ</div>
<div class="d-flex justify-content-center">中央寄せ</div>

クラス名の最後の単語は、位置を示しています。

「start」左寄せ、 「end」右寄せ、 「center」中央寄せという指示になります。

justify-contentで右・左・中央寄せ さくうぇぶ

 

よく使うものを見ていきましょう。

justify-content-start - 左寄せ

「justify-content-」の後ろに「start」と記述します。

 

要素はデフォルトで左寄せになっているのに、必要なの?と思うかもしれません。

用途としては、右・中央寄せにした要素を左寄せに変更する際によく使います。

特にレスポンシブデザインでの制作では、「デバイスによって表示を変える」ことができるので、右・中央寄せの要素を変更する時に便利です。

justify-content-end - 右寄せ

「justify-content-」の後ろに「end」と記述します。

leftとrightに慣れていたので、startとendはちょっと違和感がありますね。

justify-content-center - 中央寄せ

cssでも「center」なので、覚えやすいですね。

「justify-content-」の後ろに「center」と記述します。

両端揃え・均等割り付け・余白均等割り

justify-content 均等割り付け さくうぇぶ

justify-content-between - 両端揃え

左右の要素を、両端に寄せて均等割付けしています。

justify-content-around - 均等割り付け

要素を基準にして、要素の左右に余白を設け均等割付けしています。

justify-content-evenly - 余白均等割り

こちらも要素の左右に余白を設けていますが、「around」とは余白の作り方が違います。

「around」は要素を基準にして、要素の左右に余白を設けます。

対して「evenly」は、全ての余白を均等にします。

上の画像をよく見ると、コンテナの左右の余白サイズが違いますよね。

「around」は要素の左右なので、コンテナの左右の余白が中央の余白に比べて小さくなっています。

「evenly」は余白サイズが均等なので、コンテナの左右も同じサイズで均等になります。

 

作りたいデザインによって使い分けができるので、仕組みを覚えておきましょう。

パンくずリストを右寄せにしよう

では、パンくずリストを右寄せにしてください。

また、要素の外側に余白も設けましょう。

 

 <nav aria-label="breadcrumb" class="d-flex justify-content-end m-2">
   <!--  中略  -->
 </nav>

クラス名「d-flex」でフレックスを適用して上で、クラス名「justify-content-end」で右寄せに配置しました。

要素の外側に余白「m-2」も追加しました。

第二階層メインビジュアル さくうぇぶ

 

ブラウザで確認してみましょう。

位置が右寄せに変わったら完成です。

 

更に、メインビジュアルパーツも完成となります。

 

次は、いよいよコンテンツ制作に入ります。

まとめ

パンくずリスト

Breadcrumbを利用して作る

セカンドページ以降に設置する

SEO対策に有効になる

Flexboxで配置する

要素の配置や表示順を変えるレイアウトモード

justify-contentで左・右寄せや中央寄せ、上・下付き、表示順を設定できる

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