BootstrapアコーディオンAlways openを使ってみよう
Bootstrapスライダーを設置しよ
- Published on: 2022年10月29日
- Category: Bootstrap
- Tags: alt属性,html,img,コード,スライダー,パス,ファーストビュー,フォルダ,フリー画像,メインビジュアル,画像検索
- Author: SAKUWEB by Liruu Design
前回学んだナビゲーションエリアの直下に、サイトの顔となるメインビジュアルを配置していきましょう。
メインビジュアルには、1つの場所で複数枚の画像をスライド表示させる、スライダーを設置していきます。
パワポのスライドショーですね。
もちろん静止画でもOKですが、スマホでは表示領域が限られるので、この1箇所で複数の情報をアピールできるので、ECサイトなどでは必須ですね。
今回はせっかくなので、ECサイトのように複数枚を表示できるようなスライダーを設置しましょう。
*-*-* Chapter04 *-*-*
スライダーを設置しよー!
目次
- スライダーを作るためにフリー画像を探す
- 自動アニメーションのスライダーを作る
- フォルダを切って階層の作り方を学ぼう
- 階層のフォルダ名とファイル名は、URLアドレスになる
- imgタグのsrc属性に、パス・URLを指定する
- スライダーに画像を指定する
- メインビジュアルとファーストビューの重要性
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スライダーを作るためにフリー画像を探す
サンプルサイトなので、どんな写真でもOKですが、サンプルサイトと言えどテーマを決めて作るほうがやりやすいです。
どんなテーマでも良いので、自由に決めてみましょう。
サンプルサイトでは、「ネコ」に関するグッズやショップなどをテーマにします。
テーマが決まったら、スライダーに設置したい画像を選びます。
写真を持っていないかたは、フリー画像から探してみましょうね。
とりあえず3枚ほどダウンロードしておいてください。
自動アニメーションのスライダーを作る
それでは、以下の手順でコードを探しましょう。
Bootstrapページ→ 1.Compornent → 2.Carousel → 3.Crossfade
このクロスフェードトランジションは、複数枚設置した画像を自動でアニメーションする機能です。
わざわざクリックしなくても、指定した秒数経過したら次の画像に遷移してくれます。
さらに、早く次のコンテンツを見たいってユーザーのために、矢印は残しておくって感じです。
では、indexファイルを開いてコードを組み込んでいきましょう。
コピーしたら、navタグ直下に貼りつけますよ。
<nav> <!-- 中略 --> </nav> <div id="carouselExampleFade" class="carousel slide carousel-fade" data-bs-ride="carousel"> <div class="carousel-inner"> <div class="carousel-item active"> <img src="..." class="d-block w-100" alt="..."> </div> <div class="carousel-item"> <img src="..." class="d-block w-100" alt="..."> </div> <div class="carousel-item"> <img src="..." class="d-block w-100" alt="..."> </div> </div> <button class="carousel-control-prev" type="button" data-bs-target="#carouselExampleFade" data-bs-slide="prev"> <span class="carousel-control-prev-icon" aria-hidden="true"></span> <span class="visually-hidden">Previous</span> </button> <button class="carousel-control-next" type="button" data-bs-target="#carouselExampleFade" data-bs-slide="next"> <span class="carousel-control-next-icon" aria-hidden="true"></span> <span class="visually-hidden">Next</span> </button> </div>
できたら、保存しておきましょう。
現段階では、画像を設置していないので、ブラウザで開いても無・・・ですね。
ダウンロードした画像を組み込む前に、「階層」の作り方を学んでおきましょう。
フォルダを切って階層の作り方を学ぼう
今までindex.htmlを使ってきましたが、
スライダー設置のため「画像ファイル」の場所が必要になります。
任意の画像を設定するには、アドレスで指定する必要があります。
画像以外にも「css」「js」ファイルを置いておくフォルダを作ったりもしますので、ここで階層の作り方を学んでおきましょう。
以下の手順で階層を作っていきましょう。
1+ sampleフォルダを作成
まずsampleという名前のフォルダをディスクトップかどこかに作ります。
2+ indexファイルを格納
sampleフォルダ中に、index.htmlを入れましょう。
3+ sampleフォルダにimgフォルダを作成
indexファイルと同じ階層に、今度はimgフォルダを作りましょう。
4+ imgフォルダに画像を格納
作ったimgフォルダに、準備した画像3枚を入れて完了。
以下の画像のようになっていますか?
階層のフォルダ名とファイル名は、URLアドレスになる
この階層ですが、適切なフォルダ名・ファイル名にすることをおススメします。
なぜなら、
サーバーにアップした時に、フォルダの階層とファイル名がそのままURLアドレスになるからです。
今回は「時短でサイト作り」が主体なので、深くは触れませんが、
意味のあるフォルダ名・ファイル名にしておくと、SEOで有効になりますし、自身の後々の作業がラクにもなります。
たとえば、今回作る「img」フォルダ。
imageの略でimgとしていますが、imageでもimgでも意味は分かりますね。
たとえば、「お知らせ」フォルダを作る場合、フォルダ名を「information」「info」にすれば、お知らせだとわかります。
このように意味をもった単語を使いましょう。
では次に、imgタグのsrcの箇所に画像までのパスを入力していきましょう。
imgタグのsrc属性に、パス・URLを指定する
パスとは、現ファイルからみて、該当ファイルまでのアドレスということです。
さっき作った階層を考えると、
indexから見たimgフォルダ内の01.wepb画像までのパス、どうなるでしょう。
正解は、img/01.webp です。
indexと同じ階層にimgフォルダがあって、その中の01.webpを指定します。という意味です。
ただし、同じ階層の場合と、別の階層の場合と指定の仕方が違います。
階層とパスの指定方法
たとえば以下の構成を見てみましょう。
第一階層の「index.html」から見た時、
「main.webp」ファイルを指定するパスは「img/main.webp」となります。
第二階層の「index.html」から見た時、
「main.webp」ファイルを指定するパスはどうなるでしょう?
正解は、「../img/main.webp」となります。
この「../」は、階層を上がるという意味で、この例の場合は階層をひとつ上がるとなります。
階層を二つ上がる場合は「../../」となりますので、覚えておきましょう。
それでは、画像を指定していきましょうね。
スライダーに画像を指定する
srcの箇所にパスを入力していきましょう。
以下のようになります。
<div class="carousel-item active"> <img src="img/01.webp" class="d-block w-100" alt="ネコのクリスマス!さくうぇぶ"> </div> <div class="carousel-item"> <img src="img/02.webp" class="d-block w-100" alt="ニャーバッグ!さくうぇぶ"> </div> <div class="carousel-item"> <img src="img/03.webp" class="d-block w-100" alt="チンチラ好き!さくうぇぶ"> </div>
ちなみに、class属性の「w-100」と書かれていますね。
これは、横幅(width)100%という指定になり、画像を親要素の幅いっぱいに表示するという意味になります!
画像には必ず代替テキストを記述する
<img src="img/01.webp" alt="ネコのクリスマス!さくうぇぶ">
上記コードには、alt属性と値が入力されています。
このalt属性は「代替テキスト」という意味を持ち、画像のタイトル名やテキストを入力します。
なぜ「テキスト」が必要かというと、
検索エンジンがサイトを評価する際に、画像だと評価できないから、代わりのテキストを入力しておくことで、評価してもらいやすくするためです。
検索エンジン対策の一つなので、必ず記述しておきましょう。
では、ファイルを保存してブラウザで開きましょう。
どうですか?スライダー設置+動いていますか??
他にも、自動アニメーションの秒数を変えられたり、
キャプション(テキスト)を入れたりといろいろサンプルがあるので、
試しに触ってみるものいいですね。
メインビジュアルとファーストビューの重要性
最後に、「メインビジュアル」と「ファーストビュー」についても学んでいきましょ。
「メインビジュアル」とは、
「サイトの顔」となる部分、アイキャッチとしての役割を果たす重要な箇所です。
企業サイトだと、ブランドのキャッチコピーをメインに据えたり、
ECサイトだと、新商品や定番商品など謳ったスライダーをこの場所に持ってきます。
広告という視点で考えると、費用対効果が一番高い場所ですね。
メインビジュアルを含め、サイトを開いたときに最初に表示されるエリアのことを「ファーストビュー」と言います。
サイトをデザインする時には、ブランディング効果の高いエリアになるため、
「ファーストビューに、どの情報をどれだけ入れるか」というのが重要です。
これでナビゲーションとスライダー設置、サイトのメインビジュアルの箇所が全部完了しました。
次は、mainタグに関わる部分を作っていきます!
まとめ
Bootstrapスライダー
スライダーで場所の有効活用ができる
クロスフェードトランジションは、自動アニメーションする機能
指定した秒数経過したら次の画像に遷移可能
class「w-100」は、横幅いっぱいという指定
alt属性には「画像の説明」を入れる
フォルダの階層
フォルダの階層とフォルダ名がそのままURLアドレスになる
メインビジュアルとファーストビュー
費用対効果の最も高い「ファーストビュー」
ブランディング効果を発揮する「メインビジュアル」
この2つを踏まえて効果を最大限に発揮できるようサイトを構築する